瀬戸内で暮らしながら、“新しいことが生まれる場所”を作る方法を学んでみませんか?
広島県呉市。人口約1万人の地方都市です。かつては海軍の港として栄え、その名残で海上自衛隊や造船業が栄える市街地からバスで走ること30分。幅約90メートルの海峡にかかる音戸大橋を渡れば、そこは音戸と呼ばれる穏やかな島です。
この島で「新しいことが生まれる場所」をつくろうとしている人物がいます。当法人の代表理事を務める中村功芳です。中村は2011年、ゲストハウスという言葉が今ほど広がっていなかった時代に「地域の迎賓館としての宿」を開業しました。まさにそこからの時代に対応する新しい場所をつくったのです。
そこを皮切りに自ら全国を歩き、その地域ならではの宝を見つけて磨き続けてきました。その傍ら2014年からは「ゲストハウス開業合宿」を開催し、自らが宿を運営する中で身につけた知見や全国をまわる中で知った知見を伝え、受講生とともに10年後も続く宿を考えてきました。合宿の卒業生が作った、宿などの地域の拠点は全国で100箇所を超え、卒業生の多くが「この合宿があったからこそ、今の自分の宿がある」と口を揃えるほどの人気講座になっています。
このように全国に卒業生を輩出してきた中村が再び、自らの手で新しい拠点をつくろうと1軒の空き家を買いました。そして、「瀬戸内ライフ」と名付けたのです。中村はここをどんな場所にしようとしているのでしょうか。
「ここに集う人たちが自分たちの夢を話し、仲間が応援して、応援した人も応援してもらった人も夢が叶う。そんな場所をつくりたいんよね」と中村は話します。
例えば、「日替わりスペース」カフェを開業したい人やリラクゼーションサロンをつくりたい人が「やりたいけども自分で店舗を借りて始めるのはまだまだ自信がない」と思っているときにこの場所を使って週に1回だけやってみる。小さく始めることができる場所を用意することで、新しいことにチャレンジする人を増やせると考えています。また、空いている部屋は民泊として、瀬戸内の暮らしに憧れる人の暮らし体験に使ってもらえるようにしたいと計画しています。
今回はそんな「瀬戸内ライフ」を舞台に実践型で学びながら、場所づくりした人を募集します。
【 学びの流れ 】
今回の合宿は、完全な実践型の学び となっております。1.初期情報を講師の中村からレクチャー
・・・現地に住む中村より現地の情報やコンセプトづくりなどのレクチャーを行います。
2.その情報を含め、受講生自身が生活する中で気づいた感覚や調査した情報をもとに「瀬戸内ライフ」の事業プランを提案
3.中村からアドバイスや質問などを出す
4.中村から合格が出ればプランを実行へ
5.プランを実践しながら、振り返り。
6.振り返りをもとに日々実践していく
瀬戸内ライフが開業した暁には、そこの運営を中村とともに行ってもいいですし、その経験をもとにご自身の望む場所で新しい場所をつくりあげていっても良いと思います。
自らの力で動き出せるモチベーションはあるけれど、経験が足りないから自分だけでは始めることができない。だから、ゼロから作っていくスキルを実践しながら学んでいきたい。そう思うあなたの応募をお待ちしています。
【 募集要項 】
受講期間:2021年4月から瀬戸内ライフが完成するまで
*受講期間は応相談
*運営開始後はそのまま運営に携わっていただくこともできます。
滞在場所:瀬戸内ライフ近辺のシェアハウス
受講料:3万円
定員:1名(1ヶ月につき)
選考方法:下記のエントリーフォームを確認させていただいた上で、オンラインヒアリング、その後、現地案内を行った上での決定となります。
エラー: コンタクトフォームが見つかりません。
【 講師 】
中村 功芳/Nakamura Atsyoshi
ゲストハウスストーリーメーカー / NPO 法人アースキューブジャパン代表理事
古民家活用、地域おこし協力隊のメンター、DMO やインバウンドに関する講演やセミナー等全国で活動。 日本の地域や行政と連携、協働企画を行う。主催する「地域と生きるゲストハウス開業合宿」「地域で生業をつくる合宿」では、100名を超える卒業生がゲストハウスを開業。モデルとなるまちづくりの拠点や生業が全国で輩出され、成功率が最も高いといわれる合宿といわれている。自らも地域活性化のため、空家を活用してカフェやゲストハウスを運営、わずか2年で世界 52 カ国、3 年間で 120,000 人以上が集まる地域発信の拠点へと成長させた。この取り組みが注目され、国内や海外からも取材を受け、2015年、世界最大級の旅の祭典 ツーリズム EXPOジャパンにて観光庁長官からその取り組みを表彰される。
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