\\ 瀬戸内の暮らしを知るトークライブ //
「島の暮らし」と聞いて思い浮かぶイメージは、どのようなものでしょうか。
僕がイメージする島は、本土から船で何時間もかけてたどり着いた、不便だけども自然とともに生きているような場所。行くのは大変だけども、そこには別世界が広がっている。そういうイメージでした。
広島県呉市にある「音戸」は、温暖な雰囲気があふれる瀬戸内海の島。僕はある日、アースキューブジャパン代表理事の中村功芳に誘われて、音戸を訪れました。この島に住んでいる中村が島のことを楽しそうに話すのを聞いて、どんな島だろうとイメージを巡らせながら初めて島に足を踏み入れた時、先ほどの「島」のイメージを覆されました。本土(呉市)から、長さ172mの真っ赤な「音戸大橋」を渡ると、そこにあるのは島の暮らし。そう、音戸は構えずに等身大で島の暮らしが体験できる場所なのです。
僕は音戸に訪れることを楽しみにしていました。なぜなら、音戸へ誘ってくれたのは47都道府県をくまなく歩くことで各地の独自な暮らしの魅力を発見して、その地域の誇りを創出するので有名な中村だったからです。そんな中村が、「ここに住みたいな」と思い、住み始めた島と言うだけでとても気になっていました。そんな中村の口から出たのは「島の人に出会い、暮らす中で、この島なら、夢が叶いやすい島になるんじゃないかなぁと思った」ということ。
そんな話を事前に聞き、初めて訪れた音戸で2週間暮らした僕が感じたのは「島の人たちの優しさがあり、そして頼りになる」ということ。なにかがしたいと思ったときに「それはできない」と言われるわけではなく、「ええよー^^」とただ一言。そしてその次には「どうしたらそれができるのか」を一緒に考えてくれている。もしかすると、なにかを与えてくれるということ以上に、「一緒に考えてくれる」ということこそ、島への想い、島に訪れた人への感謝の気持ちの表れなのかもしれません。
話は変わり、2020年春。日本や世界各地を襲った新型コロナウイルスは今までの日本人の生活様式を否応なしに変えました。外出自粛と言われ、家から出れないため家族との時間が増えた幸せを感じた方、1人暮らしで誰にも会えず「これからも同じ暮らし方でいいのか」と疑問を持った方、いろいろおられると思います。外出自粛と言われても日々の仕事はしなければいけない。そんな状態だからこそ、在宅ワーク(テレワーク)が進み、会社の近くに住んでいる必要がないことに気づき始めた方もいるのではないでしょうか。そんな「これからの暮らし方」を考えた方に選択肢の1つとして、島の暮らしをお伝えしたいと思い、この企画を考えました。
今回は、島暮らしの紹介だけではなく、中村功芳が大切にしてきた「車座」でみなさんの暮らしがイメージできるような会にしたいと思います。中村が一方的に話すのではなく、参加された方の想いをお伺いし、その理想の暮らしを実現化するお手伝いをしたい。例えば、「理想の暮らし」を話してみるのもいいかもしれません。だけども、現時点で具体的なイメージがなくても大丈夫。参加して、島の暮らしを聞く中で、気になったことやら思い浮かんだ言葉を整理せずにそのまま出してもらえれば大丈夫です。通常のオフラインのイベントだと出会えないような暮らす場所、育った環境が異なる方々と「これからの暮らし」を一緒に考えてみませんか。
日時:
※いずれの回も時間は【20:00~21:30】です。
10月5日(月) ←終了しました!
11月5日(木)、20日(金)←終了しました!
11月24日(火)
12月3日(木)、15日(火)
1月7日(木)
<トークライブ流れ>
◯ 瀬戸内の島暮らし紹介(15分)/画像、映像を用いて中村と島の住民から説明
*島の観光地の紹介ではなく、実際に暮らしたら出会える人だったり、生活の拠点(買い物など)が
イメージできる内容
*島の産業(オリーブ栽培や牡蠣の養殖など)での雇用もあるので、「複業暮らし」について
◯ ゲストの想いを深めていく時間(45分)
瀬戸内暮らしに興味を持つゲストをお招きし、ゲストの気になっていることに答える形で瀬戸内の暮らしをご紹介していきます。
◯ 質問時間(30分)
参加されたみなさんの疑問にお答えしていく時間です。
参加方法:オンライン配信形式
*インターネットにつながれば、どこでもOKです。
*申し込みいただいた方に配信アドレスをお知らせします
参加費:無料
申込み:https://setouchigurashi1105.peatix.com/
島暮らしトーカー:
数田祐一さん
広島県呉市音戸町にある明治15年創業の呉服屋に生まれ、5代目として家業を継ぐ。受け継いだ古商屋をカフェ&ギャラリー「天仁庵」にリノベーションし、手作りケーキと洋菓子の「天仁庵Diminish」も運営。
佐々木 しずさん
広島県呉市生まれ。陶芸の道を志し、岐阜県、愛知県で勉強した後に呉市に戻る。しばらくは実家の納屋で作陶していたが、ご縁があって音戸町に工房だけを移しアトリエ壱をスタート。その後住まいも音戸町に移して今は完全に音戸町で暮らしながら作陶している。
榎真理子さん
音戸の造り酒屋『華鳩(はなはと)』の社長の姉です。 人生の約半分は音戸の外(広島市、東京都、フランス)で過ごした私に言わせれば、『音戸はわるくない!』還暦を迎え、楽しく生きたい!
全体トーカー:
ストーリーメーカー*中村功芳(アースキューブジャパン代表理事)
古民家活用、地域おこし協力隊のメンター、 DMOやインバウンドに関する講演やセミナーを40都道府県で行い、日本全国の行政と連携している。主催する「地域と生きるゲストハウス開業合宿」や「地域で生業をつくる合宿」を過去30回以上開催し、開業した人が110名を超え、全国のモデルとなるまちづくりの拠点や 生業を輩出。自らも地域活性化のため、空家を活用してカフェや宿の運営を始め、わずか3年で世界52ヶ国、3年で120,000人以上が集まる地域発信の拠点へと成長させ世界に発信した。
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