アキタカタ『暮らしの美術館』とは
そこには丁寧な暮らしをする人々がいる。
自然をうまく活用する生活。
ITと知恵、ITと手仕事の融合。百姓仕事をアクティビティととらえ、
消費するばかりの生活から自分ができるところから生み出す部分作りを始める。こんな生活にあこがれる方にとっては、実践者の暮らしぶりは美しく映る。
そんなアートともとらえられる暮らしぶりを見学・体感しに巡っていくことを「アキタカタ暮らしの美術館」と呼ぶ。
この記事は、こうした暮らしぶりを魅力的と感じ、自らの暮らしにも取り入れたいと感じてもらいたい、
安芸高田市や広島県で何かに取り組みたいと思っている若者たちに見ていただきたいと思っています。
実際に安芸高田市で豊かに実践している住民・地域おこし協力隊を中心に企画・実施するワークショップイベントの運営や、
そのワークショップを含め、安芸高田市の魅力を紹介するオンラインイベントをわたしたちアースキューブジャパンは企画運営支援をしてまいりました。
美術館に行って感性に触れて、たとえばアーティストになったり、アートの教室を開いたり、美術館の館長さんになったりするように、
実際にアキタカタのアートな暮らしを見て、聴いて、体験してきた私たちが発信することで、
アキタカタと繋がる、関わるひとが増えたり、担い手となるきっかけとなってほしいと思います。
1.安芸高田市って?
広島県は安芸高田市は、広島市に隣接しており交通条件もよく、面積の8割が森林で、
畜産や稲作、野菜・果樹・酒米などの農業も盛んな自然豊かな場所です。
歴史では、戦国時代に中国地方を1つにまとめた毛利元就がその生涯を過ごした土地です。
「三矢の訓」はみなさんご存じではないでしょうか?
矢が1本だと折れてしまうけど、3本だと折れにくくなる、という協力の大切さを教えてくれるものです。
そんな毛利元就ゆかりの史跡が多く残っています。
毛利元就は「戦国の雄」とたたえられた戦国武将。
2023年には元就が家督を相続し毛利氏の本拠、郡山城に
入場してから500年という記念すべき年を迎えます。
また、文化では「神楽(かぐら)」が今日まで継承されています。
「神楽」とは?
太鼓や笛などのお囃子と一緒に、華やかな衣装や表情豊かな神楽面をつけた人たちが、昔話や伝承を題材に舞うものです。文字通り「神様を楽しませる」というのが目的と云われており、現在でも催事や祝い事にはかかせない郷土芸能として人々に楽しまれています。
神楽についてもっと知りたい方は下記のページをご覧ください!
2.アキタカタのアートな暮らし
自然豊かな安芸高田市では暮らしを豊かにいろどりながら生き生きとされている方がたくさんいらっしゃいます。
たとえば、市場には出ない色とりどりの珍しい野菜づくりを営む「ファームもりわき」の森脇さんご夫婦。
家の野菜畑で年間約200種類ほどの野菜を育てられていらっしゃいます。
採れたての野菜が食卓をカラフルにいろどります。どれも見たことないお野菜ばかり。
ビーツ、ケッパ、コブタカナ、マーシュ、などどいった珍しい西洋野菜がたくさん。
有機無農薬で作られていますが、その肥料や作り方は試行錯誤を繰り返し、また人にも環境にも優しいオリジナルの方法。
そうした野菜作りのノウハウと、お二人の明るく笑顔が絶えないお人柄によって、ファームもりわきを訪れる市内外の方は後を絶ちません。
お客様がいらっしゃると、お料理上手なお二人がていねいに作られたお料理やコーヒーであたたかくおもてなしをされます。
さまざまな野菜を中心に、すべて手作りでおもてなしをしてくださった。
お野菜だけではなく、必要な調味料だったり、道具や、小屋などもできる限り手作りで。
あるもので、生み出す。
その暮らしぶりがアートのように美しいのです。
他にも、森林に囲まれた土地で糸をつむぎながら暮らし、「魔女さん」と呼ばれている方、
じっくりと丁寧に、暮らしの中から生まれる器づくりをされる方、
半農半Xの暮らしを実践し、家族との時間を大切にされている方・・・
ここでは書ききれないほど、みんなが自然とともに、自分らしさを表現しながら暮らしていらっしゃいます。
3.アキタカタでどんな暮らしが実現できるか
実際に安芸高田市では、どんな暮らしができるでしょうか。
ここでは少し数字やデータでも見て見たいと思います。
以下は、安芸高田市移住・定住促進サポートのページより引用させていただいています。
気になる、しごとや住まい、教育や福祉など、広島市や東京・大阪などの都市と比べています。
たとえば一住宅当たりの延べ床面積は東京の2倍以上。
小学校教員一人当たりの児童数は9.05人で東京・広島はその倍多い。
コンビニの人口1万人あたりの数も遜色なく、有り余るほどないだけで、お店もちゃんとある。
起業支援や新規就農のサポート制度、空き家活用の補助金制度、車がなくても移動をサポートする「お太助ワゴン」なんかもあります。
何より、安芸高田市の宝は「ひと」にあると思っています。
アートのように美しく豊かな暮らしをしている方々は、惜しみなく、自然との暮らし方、ナリワイの作り方を教えてくださいます。
そうした方々のお話や暮らしぶりを見聞きするだけで学べることがたくさんあります。
そして、アキタカタへやってくるみなさんをあたたかく受け入れてくださるこころ。
なにもない田舎?
いいえ、ぜんぶあります。豊かな暮らしをするために十分な要素がぜんぶ。
4.アキタカタへの関わり方、移住について
美しく豊かな暮らしと自然あふれるアキタカタへの暮らしに興味をもっていただけたなら、まずはお問い合わせをしてみてください。
なぜなら、実際の暮らしぶりを見ていただきたいので、ふらっと訪れるよりも、もしかしたらイベントのご案内だったり、暮らす人と直接お話ができるかもしれません。
もっと気軽に訪れたい方は、伝統文化である神楽を観に行ってみたり、道の駅や豊かな自然の中のアクティビティを行ったりして、ぜひ現地の方とも交流してみてください。
「自分らしい暮らし」のヒントが得られると思います。
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